こんにちは。
RICメンタルクリニック三軒茶屋です
体調を崩して仕事を休まなければならなくなったとき、生活を支える制度の一つに傷病手当金があります。精神的な不調や身体の病気によって働くことが難しくなった場合、一定の条件を満たせば健康保険から給付を受けることができます。
これまで傷病手当金の申請は、紙の申請書を使って行うのが一般的でした。会社、医師、本人がそれぞれ記入を行い、完成した書類を郵送するという方法です。しかし2026年から、この手続きに電子申請が導入され、オンラインでも申請できるようになりました。
本日は知っておきたい電子申請のポイントを分かりやすく解説したいと思います✨
傷病手当金の電子申請(2026年開始)の概要
💡開始日
2026年1月13日から開始
(全国健康保険協会=協会けんぽ)
これまで
紙の申請書を記入
会社 → 医師 → 本人 → 協会けんぽへ郵送
という流れでしたが、
オンラインで申請できるようになりました。
電子申請でできること
電子申請サービスでは以下の手続きが可能です。
主な対象
傷病手当金
出産手当金
出産育児一時金
任意継続の資格取得など
これまで紙だった健康保険の給付申請の多くが対象です。
電子申請の流れ
大まかな流れは次の通りです。
① 電子申請サイトにアクセス
② マイナンバーカードで本人認証
③ 申請内容入力
④ 書類アップロード
⑤ 送信
つまり
「紙提出 → データ入力+画像添付」
に変わった形です。
必要なもの
電子申請に必要なのは以下です。
マイナンバーカード
マイナポータルアプリ
スマホ or PC
医師の証明書(画像 or PDF)
会社の証明書(画像 or PDF)
※医師・会社の証明自体は従来と同じく必要です。
誰が申請できるか
電子申請の主体は次のどちらかです。
被保険者本人
社会保険労務士
※会社が社会保険労務士と契約している場合は、社労士が代理で電子申請を行うことも可能です。
ただし、社労士が電子申請を行うためには、事前に次の手続きが必要です。
電子申請サービスで社労士用IDとパスワードの発行申請を行う
協会けんぽからID・パスワードの発行通知が届く
その後、電子申請サービスにログインして申請が可能になる
このように、社労士が利用する場合は事前登録が必要になっています。
⚠️ 会社は電子申請できません
(紙の場合は会社がまとめて提出することが多かった)
これは実務上かなり大きな変更です。
電子申請のメリット
主に以下です。
① 郵送不要
書類送付の手間なし
② ミスが減る
入力チェックあり
③ 進捗確認できる
受付・審査中・完了
をオンラインで確認可能💡
利用時間
電子申請サービスの利用時間
⏱平日 8:00〜21:00
土日祝・年末年始は不可
(現時点の仕様)
傷病手当金とは?
最後に傷病手当金について簡単に確認しておきましょう。
傷病手当金とは、健康保険に加入している方が病気やけがで働けなくなったときに支給される生活保障制度です。特にメンタル不調で休職する場合、この制度を利用する方は少なくありません。
一般的な支給条件は次のようなものです。
業務外の病気やけがであること
医師が就労困難と判断していること
連続する3日間の待機期間があること
会社から給与が支払われていないこと
支給額はおおむね標準報酬日額の約3分の2で、最長で1年6か月まで受給できる可能性があります。
↓よろしければ過去の記事もご参照ください💡
傷病手当金について~心の不調を抱えてお仕事をされている方~🌸こころコラム・制度🌸from 三軒茶屋
🌻迷ったら医療機関や会社に相談を
傷病手当金は、休職中の生活を支える大切な制度ですが、申請方法や条件が分かりにくいと感じる方も少なくありません。
特にメンタル不調の場合は、
申請のタイミング
休職期間との関係
復職の見通し
など、さまざまな不安が出てくることがあります。
制度の利用について迷った場合は、主治医や会社の担当部署に相談することが大切です。必要に応じて、社会保険制度について説明を受けながら進めると安心でしょう。
体調を整えることが最優先ですが、こうした制度を上手に利用することで、療養期間の不安を少し減らすことができるかもしれません。
お困りのことがあれば当院にもご気軽にご相談ください
当院では、通院中の方に専門職による無料相談も行っております