多職種連携での支援
当院の特徴は、精神科専門医と、精神保健福祉士、心理士、看護師が在籍しており、それぞれの職種の専門性を生かし、チームで患者様の支援を行っております。医師の診察以外にも、心理士による「カウンセリング」、精神保健福祉士・看護師による「専門職による面談」をご利用いただけます。 カウンセリングや面談でお話しいただいたことを医師と情報共有し、より良い医療やサービスを提供させていただきます。
「カウンセリング」「面談」の目的は病気のことだけではなく、生活面から体調面など様々な悩みや課題の相談から、生活支援や就労支援などについても一緒に整理・解決していくことです。 自分ひとりでは解決できない問題や、家族や友人にも相談できないことを、当院の専門職がご相談内容に応じて、寄り添ったサポートをさせて頂きます。
専門職による面談(無料相談)
当院に通院中の方は、専門職による無料の面談が何回でもご利用いただけます。 皆様の生活面から体調面まで様々な事柄について、精神保健福祉士や看護師、心理士などにご相談いただけます。 面談は、診察の前や後など外来にいらっしゃった際に行われます。
※面談時間は一回あたり10分程度を目安とさせて頂きます。
どんなことが相談できるの?
✿家族関係、人間関係など、生活の中でのお困りごとを伺います。
相談例)
- 家族・パートナー・会社の人との関係が上手くいかずに不調感が強い。
- 生きづらさがあって、この先のことを考えることができない。
- 自分でもなにがつらいのかが分からず、今の状況を整理したい。
- 孤立感があり、誰かと話がしたい。
- 薬を飲んだり、通院継続するだけでは状況が改善しない。
- 家族が引きこもっており、外との関わりがない。
✿サービスや制度についてのご案内ができます。
相談例)
- 定期通院はしたいけど、医療費がかかるのが不安。
- 休職していて収入がなく、傷病手当を使いたいけどどうしたらいい?
- 精神障害者保健福祉手帳の対象になる?
- 金銭的に困窮しており、どこに相談していいのか分からない。
- 失業保険って使える?失業手当もらえる?
✿復職・再就職に向けて一緒に考えていきます。
相談例)
- 休職期間が長くなり、復職できるか不安。
- 再就職に向けて、就労移行支援などを利用する場合はどうしたらいい?
- 障害者雇用を検討したい。
- 仕事が安定せず、退職・転職を繰り返してしまう。
誰かに話をすることで心の整理ができ、専門家と問題について一緒に考えていくことで、方向性が見えてくることもあります。継続して面談することも、必要に応じて面談をご利用いただくこともできます。お薬や医師の診察に加え、「ひととつながる事」が回復に繋がっていきます。「どの様な話をしてもよい場所」としてご活用いただけましたら幸いです。なお、事前予約制となりますので、診察の際に主治医に伝えていただくか、お会計時に受付にてお気軽にお声がけください。
精神保健福祉士とは
国家資格を持ち、精神疾患を持つ患者様の日常生活適応や社会復帰に関する相談に応じ、アドバイスや援助を行う職種です。傷病手当金、自立支援医療制度、障害者手帳、障害年金、就労支援等制度や公的サービスに対する専門の知識を持っており、患者様に必要な支援をご提案させていただきます。
就労サポート
当院では通院中の方の就労サポートに力を入れております。 就業中の方から、休職中、再就職を目指している方、障がい者雇用を検討されている方のご相談をお受けし、ご希望や必要に応じて、 就労支援センター、リワーク(自立訓練を含む)、就労移行支援、就労継続支援A型・B型など、様々あるサービスの中で、 各事業所と連携を図りながら、適切なサービスのご紹介をさせていただきます。
地域連携
精神疾患は誰にでも起こりうる身近な問題であり、4人に1人が生涯のうちに何らかの精神疾患を経験すると言われています。しかし日本では、精神科への受診に対する不安や偏見がまだ強く、精神科クリニックにはその受診のハードルを下げる役割が求められています。精神疾患の治療には、医療だけでなく福祉サービスや行政との連携が重要で、精神科クリニックにはその橋渡し役として、患者さんが社会復帰できるよう包括的に支援することが期待されています。
私たちRICメンタルクリニックは、そういった地域連携を促進して、患者さんが安心して暮らしていける「地域を育てる」ことを目標としています。「地域でのリカバリー(RIC:Recovery In Community)」を実現するための社会構造の変革を、私たちのクリニックから発信していきます。
カウンセリング
誰しも日々の生活の中で何かしらの悩みを抱えているかと思います。人と話をすることで、気持ちが楽になったり、どうやって課題を解決していこうか見えてきたりする、
といった経験はありませんか? パートナーや家族、子供のことについて話したい。気がかりなことがあって気分がふさぎこむ。職場や学校などでひどく緊張する。
抑うつ状態やパニック障害などの症状があり薬物療法に合わせて心理カウンセリングで自分のことを考えたい。自分の性格や対人関係について見つめなおしたい。
相談内容はそれぞれ異なりますが、経験豊かな心理士(臨床心理士・公認心理師)が皆さまに合わせた方法を一緒に検討しながら心理カウンセリングを行っています。
どうぞお気軽にご相談ください。
ご料金:30分 4,400円(税込)50分 7,700円(税込)