- RICだより
- こころコラム
【10月】秋の深まりとともに気をつけたい「心と体」の変化🌸こころコラム🌸
こんにちは。RICメンタルクリニックです😊
日ごとに空気が冷たくなり、木々の葉も色づき始める10月になりました。
美しい季節の移り変わりを感じられる一方で、
気分が落ち込みやすくなったり、
体調が不安定になったりする方も少なくありません😥
今回は「秋に起こりやすい心と体の変化」と、
その変化にどのように向き合っていくかについてお話しします。
◆ 秋は「気分が落ち込みやすい季節」です
「最近、なんだか気分が沈みがち」
「眠っても疲れが取れない」
「人と会いたくない、外に出たくない」
そんな気持ちを抱えていませんか?
秋は、夏に比べて日照時間が短くなり、朝夕の冷え込みも強くなってきます。
この季節の変化が、心身に大きく影響を及ぼすことがあるのです🍂
1.日照時間の減少による「セロトニン不足」
日光を浴びる時間が減ると、「セロトニン」という脳内の神経伝達物質の分泌が低下します。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分の安定や睡眠の質に関係しています。
これが減ると、抑うつ気分、不安感、集中力の低下、イライラ感などが生じやすくなります。
2.自律神経の乱れ
気温差が大きくなると、体温調節を司る自律神経にも負担がかかります。
その結果、以下のような症状が出ることがあります。
・頭痛や肩こり
・倦怠感
・食欲不振または過食
・動悸
・寝つきが悪い
このような一見「風邪かな?」と思うような症状でも、実は心のサインであることもあります。
◆ 気分の変化とうまく付き合う3つの工夫
では、秋の心身の変化にどう向き合っていけばいいのでしょうか?
日常でできる3つのセルフケアを紹介します。
1.朝の光をしっかり浴びる
起床後、カーテンを開けて自然光を浴びることは、
セロトニン分泌を促し、体内時計を整えるうえでもとても効果的です。
特に朝8時~10時頃の光が効果的とされています。
窓際で軽いストレッチや、10分ほどの散歩を取り入れてみるのもよいでしょう。
2.「あたたかさ」を意識した生活
身体が冷えると、自律神経のバランスも乱れやすくなります。
以下のような工夫で「温める生活」を心がけてみてください。
・白湯やココアなど温かい飲み物を飲む
・足元を冷やさない服装
・入浴はシャワーで済ませず、湯船にゆっくりつかる(38~40℃で15分程度)
・体を締めつけない服装を選ぶ
3.「心の声」に耳を傾ける
気分が沈むと、「がんばらなきゃ」「迷惑をかけてはいけない」と自分を責めがちです。
でも、そんなときこそ立ち止まり、心の声に耳を傾けてみましょう。
・今日はここまでやったし、無理しないで早めに休もう
・気持ちが落ち着かないなら、1人の時間を少し増やしてみよう
・誰かに話してみよう
・美味しいものを食べよう
「休むこと」や「話すこと」は、決して甘えではありません。
心が疲れているときに自分をいたわることは、治療の一環です。
◆ それでもつらいときは、早めの相談を
気分の落ち込みが長引く場合や何をしても気持ちが晴れないときは、
無理をせず、医療機関への相談をおすすめします。
心療内科では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、
・お薬によるサポート
・カウンセリング
・生活リズムの見直し
(就労や金銭的なお困りごとへの
制度やサービスのご案内)
など、総合的にサポートしていきます。
「こんなことで受診していいのかな?」と思わず、
「最近ちょっと疲れてるな」「なんかおかしいな」と感じた時点で、
ご相談いただければと思います。
◆ おわりに
季節の変わり目は、誰にとっても心や体が揺らぎやすい時期です。
秋の空のように、心も日によって晴れたり曇ったりします。
そんな揺れを否定せず、「そういう時期もある」と受け入れることも、大切な心のケアです。
この秋が、少しでも穏やかなものになりますように🍁
どんな小さな悩みでも、当院はあなたに寄り添いながらサポートしていきます。
お気軽にご相談ください🧑🏻⚕️
お困りのことがあれば当院にもご気軽にご相談ください
当院では、通院中の方に専門職による無料相談も行っております
https://ric-mental.com/sancha/feature/#feature01
Instagram📷:https://www.instagram.com/sanchakokoro/
医療法人社団RIC RICメンタルクリニック三軒茶屋
三軒茶屋駅から徒歩3分の心療内科
「”まだ大丈夫”がつらくなる前に。」、話すだけでも、少し前に進める日があります。
当日予約受付/東急田園都市線・世田谷線よりアクセス良好//地域での回復を/専門医、女性医師在籍/専門職の面談/就労支援/
