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五月病に気をつけるべきポイントとは?🌸こころコラム🌸

こんにちは。RICメンタルクリニック三軒茶屋です🌞
現在GW真っ只中ですね🌅
皆様、どのように過ごされていますか??
今回は五月病についてお話していきます!
🌳はじめに🌳
春から新生活がスタートし、心機一転がんばろうと張り切っていたものの、ゴールデンウィーク明けから気分が沈みがちになる。いわゆる「五月病」は、例年多くの人々を悩ませています。
2025年は、これまでと少し違った注意点も浮かび上がっています。本記事では、今年特有の背景をふまえた五月病対策について解説します。
🌳五月病とは?🌳
「五月病」とは正式な診断名ではなく、主に新社会人・新入生・異動や転職した人などが、5月の連休明けから無気力、抑うつ気分、不安感などを感じる状態を指します。
主な症状は以下の通りです。
なんとなく体がだるい
仕事や勉強に意欲が湧かない
気分が落ち込む
人と関わるのが面倒になる
食欲や睡眠に乱れが出る
原因は、環境変化によるストレスや、理想と現実のギャップ、疲労の蓄積などです。
🌳2025年に特に注意すべきこと🌳
1. 社会全体の「急速な再加速」へのストレス
2025年は、コロナ禍による生活制限がほぼ解消され、社会活動が一層「通常モード」に戻っています。
リモートワークや分散登校など、柔軟だった働き方・学び方も、多くの企業・学校で「対面中心」に戻りつつあります。
この「急な再加速」が、無意識のうちに大きなストレスになっている人もいます。
知らず知らずのうちにエネルギーを使い果たし、五月病を引き起こすリスクがあるのです。
特に要注意なのは、コロナ禍以降に社会人になった若い世代です。
「本来の社会のスピード感」をまだ十分に体験しておらず、環境のギャップに戸惑いやすい傾向が見られやすいです。
2. 情報過多による「比較疲れ」
SNSやメディアの発達で、他人の成果や楽しそうな様子がこれまで以上に目に入ってきます。
特にゴールデンウィーク中は、「旅行」「イベント」「新生活順調!」といった投稿が多く、自分と比べてしまう人も少なくありません。
2025年はAIによる情報発信の質・量も飛躍的に高まっており、リアル以上に「みんなが充実して見える」環境が加速しています。
比較による自己肯定感の低下が、五月病の引き金になる可能性は例年以上に高いでしょう。
3. 長期連休明けの「反動疲れ」
2025年のゴールデンウィークは最大で10連休となります。
長期間リズムが崩れた後、一気に通常業務に戻ることは、心身にとって大きな負荷になります。
特に、夜型生活になっていた場合の「睡眠リズムの乱れ」は、メンタル面に直結します。
生活リズムが整わないと、うまく社会復帰できないストレスが起こり、五月病の発症の原因になります。
🌳五月病を防ぐためにできること🌳
1. 「今の自分」を肯定する
周りと比べず、「今の自分」をそのまま受け止める意識を持ちましょう。
ゴールデンウィーク中にSNSを見る機会を減らすのも一つの手です。
少しずつ今の環境に慣れていけば大丈夫と自分に言い聞かせましょう。
2. 睡眠リズムを整える
特に連休明け直後は、夜更かしを避け、朝日を浴びることを意識してください。
リズムを取り戻すことが、メンタル不調の予防につながります。
休日もなるべく「起床時間だけは固定する」と良いでしょう。
3. 小さな「達成感」を積み重ねる
大きな目標を立てる事も大切ですが小さな達成を積み重ねることが、心のエネルギー回復に役立ちます。
たとえば、
朝出社できたら自分をほめる
簡単なタスクを終えたら「よし」と声に出す
1週間ごとに「できたことリスト」を作る
といった工夫がおすすめです。
4. 無理せず誰かに相談する
もし気分の落ち込みが続いたら、家族・友人・同僚・医療機関など、信頼できる誰かに相談してみてください。
「こんなことで相談していいのかな」とためらう必要はありません。
早めに話すことが非常に大切です。
特に、「食欲不振」「不眠」「涙が止まらない」といった症状がある場合は、専門機関(精神科・心療内科)に早めに相談しましょう。
🌳おわりに🌳
2025年の五月病は、社会の急速な再加速や情報過多といったこれまでにないストレス要因が絡んでくる可能性があります。
自分のペースを大切にし、無理なく社会生活にフィットしていく事が今年は特に大切です。
「ちょっと疲れたな」と感じたら、自分を責めず、休息を優先しましょう。
完璧じゃなくても大丈夫――その気持ちが、あなた自身を守る力になります。
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医療法人社団RIC RICメンタルクリニック三軒茶屋
三軒茶屋駅から徒歩3分の心療内科
『だれもが満たされた生活を送ること』その先に自己実現できる社会の創造していけると信じています。
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