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質のよい睡眠とは?🌸こころコラム🌸

こんにちは。RICメンタルクリニック三軒茶屋です。
新年あけましておめでとうございます🎍本年もよろしくお願いいたします。
疲れた心と体を休めるために睡眠は非常に大切な役割を果たします。
「睡眠の質をよくしましょう」とは言いますが、具体的に質のよい睡眠とはどのようなものでしょうか?
今回は睡眠についてお話していきます。
睡眠の役割
睡眠は心身の健康と生活の質の維持に必要な生理活動です。
体や脳の回復、記憶や感情の整理など多岐にわたる役割があります。
①体の回復
睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで細胞や組織が修復されます。
②免疫の向上
睡眠中に免疫細胞が活性化され、ウイルスや細菌への抵抗力が強化されます。
睡眠不足になると風邪や感染症にかかりやすくなります。
③脳の休息
脳は睡眠中に老廃物を除去する仕組みを持っています。
また睡眠中に記憶が固定化され、学習したことや体験したことが脳内で整理されます。
④感情の調整
睡眠は感情を安定させる役割があります。
睡眠不足になるとイライラや不安感の高まりにつながります。
⑤体内時計のリズム調整
睡眠はホルモン分泌や体温調整などの生理機能を調整します。
⑥新陳代謝とエネルギーの調整
睡眠中に食欲に関与するホルモンが調整され、食欲を正常に保ちます。
睡眠不足がもたらす影響
・身体的不調
免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなります。
また、睡眠不足は脳が休まらず交感神経が優位な状態になるため、血圧も上がります。
・精神的不調
イライラしやすくなる、不安が高まりやすくなるなどメンタル不調をきたしやすくなります。
・認知機能の低下
集中力や記憶力の低下を引き起こすことがあります。
また判断力が鈍ったりすることで、仕事や勉強のパフォーマンスが低下することがあります。
質のよい睡眠の条件
質のよい睡眠とは、心身が十分に回復し、翌朝スッキリと目覚められる睡眠のことを指します。
・短時間で寝付ける
布団に入って15~20分程度で眠りにつけるのが理想的です。
・途中で目覚めにくい
一度眠りについたら何度も目が覚めることなく連続した睡眠がとれることが大切です。
何度も目が覚めたり、一度覚醒するとまた寝付くのに時間がかかるのは眠りが浅いと言えます。
・翌朝の目覚めがスムーズ
眠気が強くなく、すっきりと起床できるのが理想的です。
・日中に眠気を感じにくい
質の高い眠りをとると、日中に強い眠気やだるさを感じにくく、集中力や気力が保たれます。
どうしたら質のよい睡眠がとれるの?
①環境を整える
・静かで暗い場所:音や光などの刺激を遮断する
・適切な温度と湿度:温度は18~22度程度、湿度は40~60%が快適とされます
②適切な睡眠時間を把握する
・成人の場合、一般的には7~9時間が推奨されますが、個人差があります
・長すぎる睡眠は逆効果となることがあります
③生活習慣を整える
・規則正しい生活:毎日同じぐらいの時間に就寝、起床する
・寝る前の習慣:心身ともにリラックスできるルーティン(ストレッチや深呼吸など)
・刺激物を避ける:カフェインやアルコールは睡眠を浅くし質を下げます。就寝前4~6時間は避けた方がよいでしょう
・朝に日の光を浴びる:起床後に日光を浴びることで体内時計がリセットされ、夜の睡眠が深くなります
・寝る前のスマホ、PC作業は避けましょう
・睡眠時無呼吸症候群:適切な治療を受けることで睡眠の質改善が期待されます
睡眠の質を高めることは生活の質を高めたり、安定させたりするのに有効です。
寝ても疲れがとれずお困りの方はお気軽にご相談ください🐏
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医療法人社団RIC RICメンタルクリニック三軒茶屋
三軒茶屋駅から徒歩3分の心療内科
『だれもが満たされた生活を送ること』その先に自己実現できる社会の創造していけると信じています。
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