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ADHDについて知ろう!②🌸こころコラム🌸
こんにちは。RICメンタルクリニック三軒茶屋です。
急激に寒くなり冬らしくなってきましたね🤧
気温が下がるとなんだか気分がどんより沈んだり、布団からなかなか出られなかったりといつもの調子が出ないことが増えます。
そんな時は、朝いちばんにカーテンを開けて陽の光を浴びてみましょう。
陽の光が目に入ることでセロトニンの分泌が促進され、リラックスしたり不安を抑えたりすることができます。
小さなことでいいので、できることを着実にやって寒い冬を乗り越えましょう♪
さて、今回も先日に引き続きADHDについてのお話です。
前回はADHDってどういう症状?に注目してご紹介しましたが、今回は治療についてのお話です。
ADHDの治療
大前提として、ADHDは完治するものではありません。
前回お話しましたが、発達障害の一つであり先天的な特性です。
そのため、完治を目指すのでなく、症状をコントロールすると考えた方がよいでしょう。
では具体的にどんな治療方法があるのでしょうか?
①心理療法
認知行動療法や社会技能訓練(SST)などがあります。
トレーニングを通じて人との関わり方を見直したり、生活上必要な自己管理能力を向上させたりします。
具体的な場面設定の中でどうしたらトラブルにならずに過ごせるのか?どうコミュニケーションをとればよいのか?を修得する方法です。
②環境調整
・家庭でできること
規則正しい生活/生活の見直し
同居する家族がいる場合、本人の特性を理解した関わりをすることでお互いのストレスや衝突を減らすことができます。
・学校や職場でできること
座席配置の配慮(外の景色や廊下の音など刺激になるものの影響を受けにくい配置など)
必要に応じて個別の対応を依頼する
業務内容や指示を明確にして提示してもらう
③薬物療法
ADHDの治療薬は中枢神経刺激薬と非刺激薬に分かれます。
・中枢神経刺激薬
<コンサータ>
不注意に効果があります。
他のADHD治療薬は継続して内服しないと効果が得られにくいですが、コンサータは効果の発現が速いです。
最近SNSなどでも名前を目にする機会が増えました。
しかしコンサータは他の薬剤と異なり、処方可能な医師が限られている、患者登録制度があり厳重に管理されるなどの規定があります。
また、食欲低下・不眠・動悸などの副作用があります。
・非刺激薬
<ストラテラ>
ADHDの特性全般に効果があります。
即効性はないため、3~4週間以上(場合によっては更に長期)の継続した内服が必要になります。
眠気、吐き気、頭痛などの副作用がありますが、コンサータよりは副作用が出にくいと言われています。
年齢を問わず使用することができるお薬です。
<インチュニブ>
多動、衝動性に効果があります。
効果の発現はストラテラよりは早く、およそ2週間程度の継続した内服で効果が感じられます。
眠気、頭痛、血圧低下などの副作用があります。
このようにADHD治療薬にはそれぞれの特徴があり、個々の症状に合わせて処方します。
しかし、薬を飲めば解決するわけではなく、生活習慣の見直しなども必要となります。
定期的に通院し、医師と相談したうえで治療方法を決定していくことが大切です☺
前回に続きADHDについてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
生活に支障が出て困っている、という方はお気軽にご相談ください🌺
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医療法人社団RIC RICメンタルクリニック三軒茶屋
三軒茶屋駅から徒歩3分の心療内科
『だれもが満たされた生活を送ること』その先に自己実現できる社会の創造していけると信じています。
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