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ぐるぐる考えてしまうのは「うつの中核症状」かも?🌸こころコラム🌸
こんにちは。
RICメンタルクリニック三軒茶屋です😊
「同じことを何度も考えてしまう」
「過去の失敗や不安が頭から離れない」
「考えすぎて疲れてしまう😔」
そんな“反芻思考”に悩んでいませんか?
多くの方は、
「自分が気にしすぎなだけ」
「性格の問題かもしれない」
と思いがちです。
しかし実は、この反芻思考は、うつ状態のとても重要な症状のひとつであることが分かってきています。
今回は反芻思考についてお話していきたいと思います😌
反芻思考を重視した心理学者の理論
うつと反芻思考の関係を詳しく研究したのが、マインドフルネス認知行動療法を提唱したジョン・ティーズデールです。
彼は、「うつが何度も繰り返される原因の中心に、反芻思考がある」と考えました。
つまり、反芻思考は「結果」ではなく、
うつを長引かせたり、再発させたりする“原因側”にあるという見方です。
「少し落ち込む」と反芻が始まる脳の仕組み
ティーズデールはうつを経験した人の脳は、ストレス環境に遭遇するとネガティブな解釈→抑うつ気分→抑うつ的な情報処理が活性化される→二次的な抑うつ気分といった回路をぐるぐるすると考えました。
たとえば、
「少し疲れた」
「仕事で注意された」
「眠れなかった」
小さなきっかけでも、
「やっぱり自分はダメだ」
「何をやっても無理だ」
「将来が不安だ」
と考えが止まらなくなってしまうのです。
これが続くと、気分はさらに落ち込み、
また反芻が強くなる…という悪循環に入ってしまいます。
反芻思考がうつを悪化させる理由
反芻思考が問題になる理由は、主に3つあります。
① 気分をどんどん下げてしまう
反芻中の考えは
極端に物事を考えてしまう白黒思考
自分を苦しめる自責的な考え方
まだ起こっていない出来事についても悪い方向へ考える
固定的な考え方
といった特徴があります。こうした考えを何度も繰り返すことで、
脳は「落ち込んだ状態」を維持してしまいます。
② 行動できなくなる
考えすぎてしまうと、
動く気がしない
決められない
何もしたくない
状態になります。
行動が減ると、気分転換や達成感も減り、さらにうつが悪化しやすくなります。
③ 再発しやすくなる
過去にうつを経験した人ほど、「気分が下がる=反芻が始まる」という回路が強くなっています。
そのため、軽いストレスでも再発しやすくなるのです。
「真面目で責任感が強い人」ほど苦しくなりやすい理由
反芻が強い方には、共通点があります。
それは、
・真面目
・責任感が強い
・物事にきちんと向き合う
という長所を持っていることです。
「ちゃんと考えなきゃ」
「反省しないといけない」
という気持ちは困難状況に対して、解決しようとするごくごく自然な思考です。無意識のうちにdoingモードで考え続けてしまうのです。
つまり反芻思考は「弱さ」ではなく、状況を解決しようと適応して頑張りすぎた結果とも言えます。
治療の目標は「考えに巻き込まれない力」を育てること
🌳目指すのは、「考えに巻き込まれない力」を育てることです🌳
❌ 無理に前向きになる
⭕ 気持ちが楽になる考えは何か?
❌ 今の考え方以外に捉える事が出来ない
⭕ 客観的に捉える・柔軟性・思考は事実ではない
❌ 思考を変える
⭕ 思考との距離を変える
「思考」との「関係性」を変える事を重視しています。
まとめ
反芻思考は、うつの中核となる重要な症状です。
✔ 気分と強く結びついている
✔ うつを長引かせやすい
✔ 再発の引き金になりやすい
という特徴があります。
そして、反芻は「性格」ではなく、「変えられる習慣」です。
「もしかして自分も…」と感じた方は、
一人で抱え込まず、ぜひご相談ください。
早めに向き合うことが、回復への近道になります😊
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「”まだ大丈夫”がつらくなる前に。」話すだけでも、少し前に進める日があります。
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