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摂食障害について🌸こころコラム🌸
こんにちは。RICメンタルクリニックです。
本日は摂食障害に関する内容です。
摂食障害についてご存じですか?
~摂食障害とは~
食行動を中心としたさまざまな問題が生じる病気のことです。
主に、神経性やせ症と神経性過食症があり、最近は新たに過食性障害なども診断として加わりました。
神経性やせ症
痩せていることへの異様なこだわりから、自分のボディイメージが障害され、食事量・内容の徹底的な制限や体重を減らすための行動などが現れます。
たとえば・・・
一般的に見たら痩せているのに「自分は太っている」と感じる
食事のたびに厳密なカロリー計算をし、食事内容に強くこだわる
定期的に過食したり、自分で嘔吐を誘発したり、下剤を大量に使用したりするなど
これまで「拒食症」と呼ばれてきましたが、過食と嘔吐を繰り返すタイプもあるため「神経性やせ症」という名称になりました。
極端な低体重となるケースが多く、無月経、低血圧、低体温、浮腫、電解質異常、骨密度低下など身体的な影響があります。
神経性過食症
大量の食べ物を短時間に摂取し(過食)、食べ過ぎた分の代償行為を行います。
たとえば・・・
一度に何千キロカロリーもの食べ物を食べる
空腹じゃなくても過食する
過食後、自己誘発性嘔吐・排出行動(下剤、利尿剤の使用)・絶食・過度の運動などを行うなど
神経性やせ症と比較すると極端な低体重であることは少ないですが、繰り返す嘔吐や下剤使用によって電解質異常をきたすことがあります。
~摂食障害の原因~
摂食障害は年齢や性別にかかわらず発症する可能性があるものの、若年層の女性に多いと言われます。
その他には遺伝的要因と環境要因の関連が指摘されています。
認知・心理的な特徴としては几帳面な性格、完璧主義、自尊心の低さなどが挙げられます。
また現代では過度なやせ体型への称賛や、SNSの発達によって、より若い世代の発症が増えていると言われています。
痩せていることが素晴らしい、痩せていないことは悪いことであるという極端な認識が日常的に刷り込まれるようになりました。
「太ったんじゃない?」
「○○ちゃんの横に立つと太いね」
など、何気なく言われた言葉が摂食障害の引き金になるかもしれません。
~治療について~
摂食障害の治療は、
・栄養状態の改善
・精神療法、心理療法
・適切な食習慣の獲得
・(青年期)家族療法
などがあります。
摂食障害は精神的・身体的な問題が生じやすいため、両側面からのアプローチが必要となります。
早期発見と適切な治療が重要です。
摂食障害は自身の精神的・身体的問題が生じる以外に、学業や仕事に支障が出たり、周囲の人との関係性に悪影響をもたらすことがあります。
もしかして・・・?と気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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医療法人社団RIC RICメンタルクリニック三軒茶屋
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