メンタルコラム

Asd

自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症(ASD)とは

自閉スペクトラム症(ASD)とは、対人関係やコミュニケーションの苦手さ、興味や習慣への強いこだわり、感覚の過敏さなどの特性により、仕事・学校・家庭生活に支障が生じることのある神経発達症です。

大人になってから、職場の人間関係がうまくいかない、雑談やあいまいな指示が苦手、予定変更に強いストレスを感じるといった悩みから気づく方もいます。

「空気が読めない」「協調性がない」と誤解されることもありますが、本人にとっては強いストレスや負担につながっている場合があります。

このような症状はありませんか?

このような困りごとが続いている場合、ASDの特性が関係していることがあります。
一人で抱え込まず、生活や仕事にどのような影響が出ているかを整理することが大切です。

自閉スペクトラム症(ASD)の原因

自閉スペクトラム症(ASD)は、育て方や本人の努力不足が原因で起こるものではありません。
脳の働き方の特徴や、生まれつきの特性が関係していると考えられています。

症状の出方は人によって異なり、子どものころから困りごとがあった方もいれば、大人になって大人になって対人関係や環境調整の負担が増えたことで、困難が目立つようになる方もいます。

また、自閉スペクトラム症(ASD)の特性に加えて、不安や抑うつ、不眠などの症状が重なることで、日常生活のつらさが強くなることもあります。

自閉スペクトラム症(ASD)の症状

自閉スペクトラム症(ASD)では、対人コミュニケーションの難しさや、興味・習慣への強いこだわり、感覚の敏感さに関連した困りごとがみられることがあります。

対人面では、相手の表情やあいまいな表現、その場の空気を読み取ることが難しい、雑談が苦手、集団の中で疲れやすいといったことがあります。

予定や気持ちの切り替えが難しく、予定変更に強いストレスを感じたり、特定の興味に強く集中したりすることがあります。

また、音や光、におい、触感などの刺激や、人混みに強い負担を感じ、日常生活の中で疲れやすくなる方もいます。

自閉スペクトラム症(ASD)の治療方法

自閉スペクトラム症(ASD)の特性そのものを変える治療ではなく、特性を理解し、生活や仕事での困りごとを減らしていくことが大切です。

まずは、どのような場面で困りやすいのか、仕事や学校、家庭生活にどの程度影響しているのかを整理します。

そのうえで、環境調整、コミュニケーションの工夫、予定変更や環境変化への対処、感覚過敏への対応などを一緒に考えていきます。

不安、抑うつ、不眠、強いストレスなどが強い場合には、症状に応じてお薬を使うこともあります。
また、適応障害やうつ病などの二次的な不調がある場合は、その治療も大切です。

よくある質問

大人になってから自閉スペクトラム症(ASD)に気づくことはありますか?

はい、あります。
子どものころは特性や困りごとが目立たなくても、仕事や家庭での役割や対人関係が複雑になることで、困りごとがはっきりしてくる場合があります。

自閉スペクトラム症(ASD)は性格の問題ですか?

いいえ、単なる性格の問題ではありません。
自閉スペクトラム症(ASD)は脳の働き方や発達特性が関係していると考えられており、本人の努力だけでは対応しきれないことがあります。

診断を受けるメリットはありますか?

自分の特性を理解することで、仕事や生活での工夫を考えやすくなります。
また、不安やうつ状態など、二次的な不調がある場合には、その治療につながることもあります。

薬で自閉スペクトラム症(ASD)は治りますか?

自閉スペクトラム症(ASD)の特性そのものを薬で変えることはできません。
ただし、不安、不眠、気分の落ち込み、強いストレスなどが強い場合には、それらの症状を和らげるために薬を使うことがあります。

職場の人間関係や働き方についても相談できますか?

はい、ご相談いただけます。
あいまいな指示が苦手、雑談がつらい、予定変更に対応しにくい、感覚過敏で疲れやすいなど、仕事上の困りごともご相談ください。

RICメンタルクリニックでの診療について

当院では、自閉スペクトラム症(ASD)かもしれないと感じている方や、仕事・学校・家庭生活で困りごとを感じている方に対して、現在の症状や生活状況、これまでの経過を丁寧にお聞きし、一人ひとりに合わせた対応を考えていきます。

「人間関係でいつも疲れてしまう」
「あいまいな指示や予定変更がつらい」
「自分の努力不足なのか、特性なのかわからない」

そのように悩んでいる段階でも大丈夫です。

自閉スペクトラム症(ASD)や大人の発達特性について相談したい方は、一人で抱え込まずご相談ください。

Top