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6月に強まりやすい将来への不安との向き合い方🌸こころコラム🌸あざみ野
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊
6月は、心療内科に通われている方にとって心身の不調が出やすい時期です。
梅雨による気圧や湿度の変化、日照時間の減少に加え、新年度から続いていた緊張や疲れが表面化しやすくなります。
診察室でも、
「将来が不安で仕方ない」
「このまま働けるのだろうか」
「ずっと今の状態が続くのではないか」
といった相談を受けることがあります。
将来への不安は誰にでもある自然な感情です。しかし、心身が疲れているときには、その不安が実際以上に大きく感じられることがあります。
今回は、6月に強まりやすい将来への不安について考えてみたいと思います。
不安は未来を予測しようとする心の働き
人間の脳には、危険を避けるために未来を予測する働きがあります。
「失敗したらどうしよう」
「病気が悪化したらどうしよう」
「仕事に復帰できなかったらどうしよう」
こうした考えは、本来、自分を守るための自然な反応です。
しかし、不安が強くなると、脳は最悪の可能性ばかりに注目するようになります。そして、その想像を現実のように感じてしまうことがあります。
例えば、休職中の方が「復職できなかったら人生が終わる」と考えることがあります。しかし実際には、復職の方法や働き方にはさまざまな選択肢があります。
不安が強いときほど、私たちは視野が狭くなり、一番悪い未来だけを現実視しやすくなるのです。
6月は不安が強まりやすい季節
梅雨の時期は、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
気圧や天候の変化によって、疲労感や頭痛、めまい、睡眠の質の低下などが起こることがあります。また、日照時間の減少によって気分が落ち込みやすくなる方もいます。
心と体は密接につながっています。
体調が優れないと、普段なら気にならないことまで不安に感じることがあります。
そのため、
「将来が不安だから体調が悪い」
だけでなく、
「体調が悪いから将来が不安に見えている」
という場合も少なくありません。
この時期は人生の大きな決断を急ぐよりも、まず体調を整えることを優先することが大切です。
「今できること」に目を向ける
将来への不安が強いとき、人はまだ起きていない未来について考え続けてしまいます。
1年後の仕事
老後の健康
家族の将来
など、答えの出ない問題が頭の中を巡り続けます。
もちろん将来について考えることは大切です。しかし、不安が強いときは未来の問題と現在の問題が混ざりやすくなります。
そんなときは、「今できること」に意識を戻してみてください。
例えば、
- 今日きちんと食事をとる
- 夜は早めに休む
- 散歩を10分する
- 薬を忘れず服用する
- 次回の診察まで過ごす
こうした小さな行動です。
未来そのものをコントロールすることはできません。しかし、今日の行動は変えることができます。
今できることに目を向けることが、不安に振り回されにくくなる第一歩です。
不安を無理に消そうとしなくてよい
「不安になってはいけない」
「もっと前向きにならなければ」
そう考える方もいます。
しかし、不安を無理になくそうとすると、かえって不安ばかりが気になってしまうことがあります。
不安は消すものではなく、「今は不安を感じているな」と気づきながら付き合っていくものです。
不安があることと、不安が現実になることは別です。
まずは不安と戦い続けるのではなく、その存在を認めることが心を少し楽にしてくれます。
回復には波がある
治療中の方の中には、
「先月より調子が悪い」
「また後戻りしてしまった」
と落ち込む方もいます。
しかし、心の回復は一直線ではありません。
良い日もあれば悪い日もあります。特に梅雨の時期は体調の波が大きくなりやすく、一時的に不安や落ち込みが強くなることがあります。
そのたびに「治っていない」「もう駄目だ」と判断する必要はありません。
振り返ってみると、
- 以前より眠れるようになった
- 外出できる日が増えた
- 不安な時間が短くなった
といった小さな変化が見つかることもあります。
回復は大きな変化ではなく、小さな前進の積み重ねです。
おわりに
6月は気候や環境の影響から、将来への不安が強まりやすい季節です。
しかし、不安が大きく見えるときほど、未来を正確に予測できているわけではありません。心身の疲れによって、悲観的な見方になっていることもあります。
将来が心配になったときは、「今の自分にできることは何だろう」と考えてみてください。
今日しっかり休むこと、食事をとること、診察を受けることも大切な一歩です。
未来はまだ決まっていません。だからこそ、今の自分をいたわりながら、一日ずつ過ごしていくことが大切です🍀
不安が強く続いたり、日常生活に支障が出たりしている場合は、一人で抱え込まず、主治医や医療機関に相談してください。
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