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SNSを見ると気分が落ちるのはなぜ?🌸こころコラム あざみ野🌸

こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊

スマートフォンでSNSを見ていると、楽しい情報や友人の近況を知ることができる一方で、「なぜか気分が落ちてしまう」「見たあとに疲れてしまう」と感じる人も少なくありません。

「SNSを見ると落ち込むのに、つい見てしまう」
「人と比べてしまって気分が沈む」
といった相談を聞くことがあります。

SNSは便利なツールですが、人の心の働きと組み合わさることで、気分に影響を与えることがあります。

今回は、SNSを見ると気分が落ちやすい理由を考えてみたいと思います。


1. 人は自然と「比較」してしまう生き物

まず大きな理由として、人は本能的に他人と自分を比較する傾向があることが挙げられます。

心理学ではこれを**社会的比較(social comparison)**と呼びます。

私たちは日常生活の中で、自分の立場や価値を理解するために、無意識のうちに周囲の人と自分を比べています。

例えばSNSでは、次のような投稿を目にすることがあります。

・仕事の成功

・楽しそうな旅行

・幸せそうな家族の写真

・充実した休日

これらを見ると、意識していなくても

「自分はうまくいっていない気がする」
「自分だけ取り残されているのではないか」

という感覚が生まれることがあります。

しかし実際には、SNSに投稿されている内容はその人の生活の一部の“良い瞬間”だけであることがほとんどです。

現実の生活はもっと複雑ですが、SNSではそれが見えにくいため、結果として「他人の良い部分」と「自分の現実」を比較してしまいやすくなります。


2. SNSは「強い情報」が集まりやすい

SNSでは、アルゴリズムの仕組みによって、目を引く情報や強い感情を伴う情報が拡散されやすくなっています。

例えば、

・成功体験

・極端な意見

・強い怒りや不満

・派手なライフスタイル

などです。

こうした情報は刺激が強く、人の注意を引きやすい特徴があります。

しかし、強い情報ばかりを見続けていると、脳は知らず知らずのうちに心理的な負荷を受けることがあります。

精神医学的には、人の脳はもともと

・脅威

・ネガティブな情報

・社会的評価

に敏感に反応するようにできています。

そのためSNSを長時間見ていると、脳は休まらず、結果として「なんとなく疲れる」「気分が落ちる」と感じることがあります。


3. 「終わりがない情報」が脳を疲れさせる

SNSの特徴のひとつに、情報が終わらない構造があります。

タイムラインは次々と更新され、スクロールすれば新しい情報が出てきます。

このような構造は、脳にとっては一種の刺激の連続になります。

脳は新しい情報に反応すると、ドーパミンという神経伝達物質を分泌します。
これは「報酬」に関係する物質で、SNSがつい気になってしまう理由のひとつでもあります。

しかし刺激が続きすぎると、脳は徐々に疲労し、

・集中力の低下

・情報過多による疲労感

・気分の落ち込み

といった状態につながることがあります。

特に疲れているときやメンタルが弱っているときは、この影響を受けやすくなることがあります。


4. メンタルが落ちているときほど影響を受けやすい

気分が落ちているとき、人の思考はどうしてもネガティブな方向に偏りやすくなります。

例えば、

・自分を過小評価する

・他人を過大評価する

・物事を悲観的に解釈する

といった思考の傾向が強くなることがあります。

この状態でSNSを見ると、

「みんなうまくいっているのに、自分だけダメだ」
「自分は価値がないのではないか」

といった考えにつながりやすくなります。

これは本人の性格というよりも、気分の状態によって生じる認知の変化と考えられています。


5. SNSとの上手な付き合い方

SNSは悪いものではなく、情報収集や人とのつながりに役立つツールでもあります。

大切なのは、心の状態に合わせて距離を調整することです。

例えば次のような工夫が役立つことがあります。

■見る時間を決める

なんとなく見続けるのではなく、
「1日○分」など時間を決めると脳の疲労を減らせます。

■疲れているときは見ない

気分が落ちているときはSNSの影響を受けやすいため、少し距離を置くことも大切です。

■比較が起きやすい投稿を減らす

フォローするアカウントを整理することで、心理的負担を減らすことができます。

■SNS以外の刺激を増やす

散歩や読書、人との会話など、現実の体験は心の回復に役立つことが多いとされています。


まとめ

SNSを見ると気分が落ちることがあるのは、決して珍しいことではありません。

その背景には、

・他人との比較が起きやすい

・強い情報が集まりやすい

・情報が終わらない構造

・気分状態による認知の変化

といった、人の脳の働きとSNSの仕組みの組み合わせがあります。

「SNSを見ると疲れる」と感じる場合は、無理に付き合う必要はありません。
少し距離を置くだけでも、心が楽になることがあります。

もしSNSだけでなく、日常生活でも気分の落ち込みや不安が続く場合には、一人で抱え込まず専門家に相談することも大切です。
心の状態を客観的に整理することで、気持ちが軽くなることも少なくありません。

・専門職面談について詳しくはこちら https://ric-mental.com/sancha/feature/#feature05

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