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こころの不調と性格の違い🌸こころコラム あざみ野🌸
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です🍀
「それは性格の問題じゃない?」「昔からそういうところあるよね」
こころの不調を感じたとき、こうした言葉を向けられた経験がある人は少なくありません。
はっきり言われなくても、周囲の態度や空気から「自分の性格が原因なのかもしれない」と感じてしまうこともあります。
その結果、多くの人が「自分が弱いからだ」「もっと前向きな性格だったらよかったのに」と、自分を責め続けてしまいます。
しかし、こころの不調と性格は本来、別のものです。
この二つを混同してしまうことが、苦しさを長引かせる原因になることもあります。
性格とは何か
性格とは、その人が長い時間をかけて形づくってきた、考え方・感じ方・行動の傾向のことです。
たとえば、
・慎重で失敗を避けようとする
・責任感が強く、頼まれると断れない
・一人で過ごす時間を大切にする
・周囲の気持ちに敏感で空気を読む
こうした特徴は、生まれ持った気質や育った環境、経験の積み重ねによって作られていきます。
大きく変わることは少なく、ある程度は安定しています。
そして性格そのものに「正解」や「欠陥」はありません。状況によって、強みにも弱みにもなり得るものです。
こころの不調とは何か
一方で、こころの不調とは、本来保たれていた心のバランスが崩れている状態を指します。
気分の落ち込みが続く、理由の分からない不安が強くなる、眠れない、集中力が落ちる、感情の波が激しくなるなど、日常生活に影響が出ることもあります。
これらは、脳や神経の働き、ホルモンバランス、強いストレス、生活リズムの乱れ、人間関係や環境の変化など、複数の要因が重なって起こります。意志の弱さや努力不足だけで説明できるものではありません。
なぜ「性格のせい」にされやすいのか
こころの不調は、外から見て分かりにくいという特徴があります。
熱やけがのように目に見えるサインが少ないため、「もともと神経質だから」「考えすぎる性格だから」と、性格に原因を求められやすいのです。
また、「つらくても頑張るのが当たり前」「気持ちの問題だ」という考え方が根強い社会では、不調を訴えること自体が「甘え」と受け取られてしまうこともあります。その結果、本人も周囲も、性格という分かりやすい言葉で片づけてしまいがちになります。
性格とこころの不調の関係
確かに、性格がまったく無関係というわけではありません。
真面目で責任感が強い人は、自分を後回しにして無理を重ねやすいかもしれません。
感受性が豊かな人は、周囲の変化に気づきやすく、その分疲れやすいこともあります。
しかしそれは、「性格が悪いから不調になる」のではなく、その性格のまま頑張り続けた結果、負担が限界を超えてしまったということです。
性格は不調の「原因」ではなく、「影響を受けやすさ」に関係しているにすぎません。
「性格だから治らない」は誤解
こころの不調を性格と結びつけてしまうと、「これは自分の本質だから変えられない」「一生このままなんだ」という諦めにつながります。しかし、不調は状態であり、適切な支援や休養、治療によって変化しうるものです。
性格を無理に変える必要はありません。必要なのは、今の状態に合ったペースに調整することや、助けを借りることです。
周囲の人にできること
身近な人がこころの不調を抱えているとき、「性格の問題だよ」「気にしすぎ」と言われると、本人はさらに孤立してしまいます。
大切なのは、「どうしてそうなったか」を決めつけることではなく、「今、どれくらいつらいのか」に目を向けることです。
理解しようとする姿勢そのものが、回復への支えになります。
おわりに
性格は、その人らしさであり、否定されるものではありません。
そして、こころの不調は「性格の欠点」ではなく、誰にでも起こりうる状態です。
この二つの違いを知ることは、自分を責めすぎないための大切な視点です。
当院では専門職面談を行っています。
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