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「眠れない」は心のサインかも? 〜心と睡眠の深い関係〜🌸こころコラム あざみ野🌸
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊
今日は多くの患者さんが悩んでいる「睡眠」についてお話しします。
「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れない」と感じている方はいらっしゃいませんか。
こうした睡眠の悩みは、実はこころの不調と深く関わっていることが多いのです。
■ 睡眠とこころはつながっている
人の脳や心は、夜にしっかり眠ることで回復するようにできています。
しかし、強いストレスや不安、抑うつ状態が続くと、脳が休まらず、睡眠の質が下がってしまうのです。
たとえば、不安障害やうつ病、適応障害などの心の病気では、高い確率で睡眠障害がみられます。
反対に、睡眠がしっかりとれるようになると、心の状態も少しずつ安定していくことが多いです。
つまり、「眠れない」というのはただの体調不良ではなく、こころからのSOSサインかもしれません。
■ こんな睡眠の悩み、ありませんか?
睡眠のトラブルには、いくつかのタイプがあります。
- 寝つくまでに時間がかかる(入眠障害)
→ 布団に入ってから1時間以上眠れない。 - 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
→ 眠りが浅く、ちょっとした音でも目が覚めてしまう。 - 朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
→ 4時や5時に目が覚めて、その後眠れない。 - 熟睡した感じがしない(熟眠障害)
→ 時間は寝たはずなのに、疲れが取れていない。
こうした症状が2週間以上続くようであれば、一度専門機関に相談してみることをおすすめします。
■ 今日からできる、快眠のための習慣
睡眠薬を使う前に、まずは日常生活を見直してみましょう。
質の良い睡眠のために効果的とされる習慣を7つご紹介します。
- 毎朝、同じ時間に起きる
体内時計を整えるには「起きる時間」がとても重要です。 - 朝日をしっかり浴びる
光を浴びることで、脳が「朝だ」と認識し、夜に眠くなりやすくなります。 - 寝る90分前に入浴
少し熱めのお風呂に入ることで、深部体温が下がるタイミングで眠気が訪れます。 - 就寝前のスマホ・PCを控える
ブルーライトは脳を刺激し、眠気を妨げます。 - カフェイン・アルコールに注意
コーヒーやお茶、チョコレートにもカフェインが含まれます。アルコールも実は眠りを浅くします。 - 軽いストレッチや深呼吸を取り入れる
緊張をゆるめ、副交感神経を優位にすることで、自然な眠気が訪れます。 - 「眠らなきゃ」と思いすぎない
眠れないときは無理に寝ようとせず、一度起きて読書や音楽などで気持ちを落ち着けましょう。
■ 睡眠薬に頼るのは悪いこと?
「薬に頼るのは不安」「止められなくなってしまうのでは?」という声をよく聞きます。
長期間・自己判断での使用はおすすめできません。
しかし、薬は医師の指導のもとで適切に使えば、安全に睡眠をサポートしてくれる大切な選択肢の一つです。
依存性の少ない薬剤や、眠気が翌朝に残りにくいタイプなど、患者さん一人ひとりに合わせた処方を行ないます。
睡眠薬は「最終手段」ではなく、心の治療の一部として位置づけています。
■ 最後に・・・眠れないことを一人で抱え込まないで
「眠れないくらい、たいしたことない」と思ってしまう方も多いかもしれません。
ですが、睡眠の不調は心の不調の最初のサインであることも少なくありません。
眠れない日が続いてつらいと感じたら、それは心と体からのメッセージです。
我慢せず、まずは話してみることから始めてみてください。
RICメンタルクリニックあざみ野では、睡眠のお悩みに対し、面談・生活改善・薬物療法などを組み合わせて、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください🧑🏻⚕️
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