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仕事中に涙が止まらない うつ病のサイン?🌸こころコラム あざみ野🌸
「気づいたら涙が出ていた、そんな経験ないですか?」
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊
会議中、メールチェック中、ふとした瞬間に涙があふれて止まらない😣
特に理由があるわけでもないのに、涙だけが勝手に流れてくる。そんな経験、ありませんか?
「泣くほどのことでもないのに…」
「周囲にバレたらどうしよう」
「これっておかしいのかな?」
そんな疑問や不安がよぎるとき、もしかするとそれはうつ病の初期症状かもしれません。
今回は、仕事中に涙が止まらないときの状態、うつ病の初期症状についてお話しします。
涙が止まらないのは「心の悲鳴」かもしれない
涙は、感情の放出です。
しかし、うつ病の初期では自分の中で気づかないうちにストレスが蓄積し、抑え込まれた感情が“涙”という形で現れることがあります。
「理由がわからない涙」は、身体や脳が先に限界を感じて出しているサインです。
自分の意思とは関係なく、勝手に出てしまう涙は、心の“非常ベル”のようなものです。
うつ病の初期症状によくあるサインとは?
うつ病と聞くと、「ずっと落ち込んでいる」「何もできない」状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際のうつ病は初期段階では「微細な不調」や「涙もろさ」から始まることが多いです。
よくある初期症状の例
- 仕事中に涙が出てしまう(特に理由がない)
- 朝、起きるのがつらくなる
- 眠りが浅くなった/夜中に目が覚める
- ミスが増える/集中できない
- 好きだったことに興味が持てなくなる
- 無意識に「自分なんて…」という思考が増える
- 人と会うのが億劫になる
こうした症状は、「誰にでもあること」「ただの疲れ」と見過ごされがちですが、2週間以上続く場合は注意が必要です。
なぜ「涙」が初期症状として現れるのか?
【1】脳内の神経伝達物質の変化
うつ病では、セロトニンやノルアドレナリンといった“感情を安定させる神経伝達物質”が減少することが知られています。このバランスが崩れると、感情のコントロールが難しくなり、些細なことで涙が出やすくなるのです。
【2】理性と感情のバランス崩壊
仕事中に涙が出てしまうのは、理性(前頭前野)と感情(扁桃体)との制御バランスが崩れているサインとも言えます。自分でも感情のブレーキが効かないという状態です。
努力家の涙
うつ病になる方は、真面目・責任感が強い・他人に迷惑をかけたくないという傾向を持っていることが多いです。
そのため、限界を超えても「自分が頑張らなきゃ」と我慢し続けてしまいがちです。
涙は、その我慢の蓄積が溢れ出た形です。
特に仕事中に泣いてしまう場合、それは「もうこれ以上、頑張り続けるのは難しい」という心の声でもあります。
「涙が出る」は「休んでいい」のサイン
精神的な不調を感じたとき、「でも仕事は休めない」「気のせいかもしれない」と無理をする方が多くいらっしゃいます。
しかし、涙が止まらなくなるほど疲れているなら、それは休んでいいサインになります。
早期の受診や休息は、長期的な回復にもつながります。
精神科・心療内科に相談するタイミングは?
以下のような状態が2週間以上続いている場合、専門医への相談をおすすめします。
- 涙がよく出る/感情がコントロールできない
- 仕事に集中できない/出勤がつらい
- 寝つきが悪い/食欲が落ちている
- 自分を責める思考が止まらない
精神科・心療内科は「診断をつける場所」ではなく、「今のつらさを整理し、回復の手助けをする場所」です。
症状が軽いうちの受診は、回復までの時間も短くなる傾向があります。
まとめ:涙はあなたの責任ではない
「仕事中に泣いてしまうなんて…」と自分を責める必要はありません。
涙は“心の体調不良”を知らせるサインです☝️
- うつ病の初期症状かもしれない
- 我慢せず、自分のつらさに目を向けることが大切
- 早めに相談することで、回復の道が開ける
自然と涙が出てきてしまうことには意味があります。
どうかそのサインを無視せず、大切に扱ってください。
当院では専門職面談を行っています。
自身の感情を吐出し、整理する機会としてご利用いただけます。
一緒に考えていきましょう✨
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「”まだ大丈夫”がつらくなる前に。」、話すだけでも、少し前に進める日があります。
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