- RICだより
- こころコラム
ストレスが身体に与える影響について🌸こころコラム あざみ野🌸
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊
お腹が痛い、頭痛がする、身体がだるいといった身体症状があり、内科を受診するも異常がみつからず、体調不良の原因がわからないことがあります。
その体調不良が、ストレスと関係している場合もあります🌷
ストレスは一時的であれば身体にとってプラスに働くこともありますが、慢性的に蓄積されると身体的にも心理的にも悪影響を及ぼします。
今回は、ストレスが引き起こす主な身体症状について説明します🍀
- 自律神経の乱れとその影響
ストレスが身体に与える影響の中で最も代表的なのが、自律神経の乱れです。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り、心拍や呼吸、消化、発汗、体温調整など無意識に働く生理的機能をコントロールしています。
ストレスを感じると、交感神経が優位になり、心拍数の増加、血圧の上昇、筋肉の緊張などが生じます。
この状態が長期間続くと、疲労感、不眠、頭痛、肩こり、胃腸の不調(便秘や下痢、胃痛など)といった様々な身体症状が現れます。
さらに、血圧が慢性的に高い状態が続くと高血圧症につながる可能性もあります😣
- 消化器系への影響
ストレスは消化器系にも大きな影響を与えます。
ストレスを受けると胃の血流が低下し、胃酸の分泌が乱れることで、胃炎や胃潰瘍のリスクが高まります。
また、腸の運動も不安定になり、過敏性腸症候群(IBS)と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。
これは、腹痛や腹部膨満感、下痢や便秘といった症状が特徴で、精神的なストレスが大きく関与しています😣
- 免疫力の低下
慢性的なストレスは免疫系にも悪影響を与えます。
ストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが分泌されますが、これが長期間分泌され続けると、免疫細胞の働きが抑制され、感染症にかかりやすくなります。
風邪をひきやすくなることや、傷が治りにくくなることがあります。
また、アレルギー反応や自己免疫疾患の悪化も、ストレスの影響で引き起こされることがあります。
- 皮膚症状
アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、円形脱毛症、にきびなど、皮膚の状態が悪化する原因としてストレスが関与していることが多いです。
ストレスによって血流が悪くなると、皮膚のターンオーバー(再生サイクル)が乱れ、乾燥やかゆみが増します。
また、無意識のうちに皮膚を掻いてしまうことで、症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。
- 睡眠障害
ストレスが原因で最も多い症状のひとつが睡眠障害です。
寝つきが悪くなる「入眠障害」や、途中で何度も目が覚める「中途覚醒」、早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」などの症状が見られます。
睡眠の質が低下すると、日中の倦怠感や集中力の低下を引き起こし、さらなるストレスが生まれ、悪循環に陥ります。
- 心身症の発症
ストレスが身体に強く影響することで、「心身症」と呼ばれる疾患が発症することがあります。
これは、身体的な病気の原因の一部または大部分が心理的要因に起因するもので、高血圧、気管支喘息、潰瘍性大腸炎、緊張型頭痛などが含まれます。
心身症の治療では、身体的なアプローチだけでなく、心理的支援も重要となります。
まとめ
ストレスは目に見えないですが、その影響は身体に表れます。
自律神経の乱れ、消化器系や免疫系への悪影響、皮膚症状、睡眠障害など、全身にさまざまな形で症状が出現します。
ストレスとの付き合い方は非常に重要であり、日常的に自分の心身の状態に気を配ることが大切です。
適度な運動や趣味の時間を持つこと、信頼できる人との会話、必要であれば専門機関のサポートを受けることなど、ストレスを適切に管理する方法をみつけていくことが、健康的な生活への第一歩となります。
身体症状があり、内科的な原因が見つからない場合、ストレスが影響している可能性も考え、精神科を受診してみることも大切です🍀
初診予約🍃:https://patient.digikar-smart.jp/institutions/0e3a2a3f-10ac-4a0f-9100-26a484299d40/reserve
Instagram📷:https://www.instagram.com/sanchakokoro/
医療法人社団RIC RICメンタルクリニックあざみ野
あざみ野駅から徒歩3分の心療内科
『だれもが満たされた生活を送ること』その先に自己実現できる社会の創造していけると信じています。
当日予約受付/東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーラインよりアクセス良好/地域での回復を/専門医在籍/専門職の面談/就労支援/
