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産後うつ🌸こころコラム あざみ野🌸

こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です☺️

今回のテーマは

「産後うつ」です。

産後うつ(産後抑うつ症)は、出産後に新しい母親が経験することのある精神的な健康問題で、通常は出産から数週間から数ヶ月以内に発症します。この状態は、母親自身にとって非常に辛いだけでなく、赤ちゃんや家族にも影響を与える可能性があるため、早期の認識と適切な対処が重要です。産後うつの症状や原因などの基本的な知識から、産後うつを乗り越えるための具体的な方法について紹介します🕊️

 

☘️産後うつの症状

産後うつは、ただの「育児の疲れ」や「一時的な気分の落ち込み」ではありません。通常の産後の気分の変動は、ホルモンの影響生活環境の変化に関連していることが多いですが、産後うつはその程度が強く、長引くものです。以下は産後うつの代表的な症状です。

  1. 持続的な悲しみや絶望感
    通常の疲労や不安とは異なり、持続的な悲しみが数週間以上続くことがあります。赤ちゃんが元気であるにもかかわらず、自分が無力だと感じることが増えます。
  2. 興味や喜びの喪失
    出産後に育児や家庭の活動に興味を持てなくなることがあります。これまで楽しんでいたことに喜びを感じられなくなり、孤独感や疎外感を抱えることが多いです。
  3. 過度な疲労感と睡眠障害
    眠れない、または眠りすぎるという症状が見られることがあります。育児による肉体的な疲れとともに、精神的な疲れが強くなり、眠りが深く取れないことがあります。
  4. 食欲の変化
    食べる気がしない、あるいは過食に走ることがある場合もあります。これらの症状は心の状態を反映していることが多く、体調にも影響を及ぼします。
  5. 自責の念や不安感
    自分が母親としてうまくやれていないと感じることが多く、赤ちゃんのために良い母親であることができていないのではないかと心配することがあります。
  6. 思考や集中力の低下
    判断力が鈍る、集中できないといった症状も見られることがあります。これにより、育児や日常生活の中でうまく物事を進めることが難しくなります。

 

☘️産後うつの原因

産後うつの原因は、単一の要因ではなく複数の要因が絡み合っています。これには生物学的、心理的、社会的な要素が影響を及ぼします。

  1. ホルモンの変化
    妊娠中や出産後に体内のホルモンバランスが急激に変化します。このホルモンの乱れが、精神的な不安定さを引き起こす一因とされています。特にエストロゲンやプロゲステロンの急激な低下が影響を与えると考えられています。
  2. 身体的な回復
    出産後の身体的な回復が思うように進まないことや、授乳による身体的な負担が心身のストレスを増大させることがあります。体調の不調や痛み、疲れが精神的な負担となります。
  3. 育児に対するプレッシャー
    産後の新しい生活に適応するためには、育児に対する知識や準備が必要ですが、初めての出産であれば不安や無力感を感じやすくなります。完璧な母親像を追い求め、自己評価が低くなりがちです。
  4. サポート不足
    家族や友人からのサポートが不足していると、孤独感や不安感が強くなります。周囲に頼ることができず、一人で育児を抱え込んでしまうことがうつ症状を悪化させる原因になります。
  5. 過去の精神的な問題
    産後うつは、過去にうつ病や不安障害を抱えていた人に多く見られます。以前の精神的な問題が再発することがあるため、出産後のケアが特に重要になります。

☘️産後うつの影響

産後うつは、母親自身の精神的、身体的健康に大きな影響を与えるだけでなく、赤ちゃんや家族にも影響を及ぼす可能性があります。

  • 赤ちゃんへの影響
    母親がうつ状態にあると、赤ちゃんとの絆を深めることが難しくなります。抱っこや授乳、育児に対しての関心が薄れたり、ネガティブな感情が赤ちゃんに伝わることもあります。さらに、母親が育児に十分に集中できない場合、赤ちゃんの発育や情緒にも影響が出る可能性があります。
  • 家族への影響
    産後うつはパートナーにも大きなストレスを与え、家庭内での役割分担やコミュニケーションに影響を与えることがあります。パートナーがサポートする役割を果たすことが重要ですが、サポートの仕方がわからない場合や、双方がストレスを抱えると、家庭全体のバランスが崩れることもあります。

☘️産後うつの治療法

産後うつは適切に治療を受けることで回復することが多いですが、治療は個別の状況に応じて異なります。主な治療法には次のようなものがあります。

  1. カウンセリングや心理療法
    精神的なサポートを受けることは、産後うつの改善にとても効果的です。認知行動療法(CBT)や対人関係療法(IPT)は、感情のコントロール方法や、ストレスの対処法を学ぶのに役立ちます。
  2. 薬物療法
    抗うつ薬や抗不安薬などが使用されることがあります。これらの薬は、母乳への影響を考慮しながら処方されますが、医師の指導の下で使用することが重要です。
  3. サポートネットワークの活用
    家族や友人、支援団体などからのサポートを受けることも、産後うつの改善に役立ちます。自分一人で抱え込まないことが重要です。
  4. 生活習慣の改善
    睡眠や食事、運動などの生活習慣を見直し、心身の健康を回復させることも有効です。特に、適切な睡眠と食事は、精神的な健康に大きな影響を与えます。

☘️おわりに

産後うつは適切な治療やサポートを受けることで、回復することができます。大切なのは、産後うつが決して自分だけの問題ではなく、多くの母親が経験することであることを理解し、周囲のサポートを得ることです。出産後の変化に対して前向きに取り組むためには、早期に問題を認識し、専門的な支援を受けることが重要です。

 

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