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会食恐怖症って何?🌸こころコラム🌸from あざみ野

こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です😊
今回のテーマは
「会食恐怖症って何?」です。
1.会食恐怖症とは・・・
誰かと一緒に食事をする場面で、
強い不安や恐怖を感じる心の病気です。
このため、人と食事する機会を避けようとし、
結果として食事に関する場面を回避するようになります🍽️
2.会食恐怖症の特徴と症状
会食恐怖症の主な症状は、以下のような特徴があります。
・身体的な症状
手の震え、吐き気、発汗、のどの締め付け感が出現します。
食べ物が喉を通らない感じや、顔が赤くなるなどの症状も一般的です。
・ 精神的な症状
「周囲から変に見られているかも」「恥をかくのではないか」という強い不安感や、
「食事の仕方が他人に否定的に捉えられている」という思考になりやすく、
特に人前で食べる場面に対して拒否感を強めます。
このような症状は、
対人関係や社会生活に支障をきたすレベルにまで悪化することもあります。
3.会食恐怖症の原因
会食恐怖症の原因は様々ですが、主に以下のようなものが考えられます。
1.過去の経験:
幼少期に、食事の場で他者から批判やからかいを受けたり、
食事マナーを厳しく指導されたりした経験がトラウマになっているケースもあります。
2.社交不安:
人前で何かを行うことに対して強い不安(社交不安)が根本にある場合が多く、
失敗経験や緊張から「また同じ失敗をしてしまうかも知れない」という不安が
会食の場面で出現し、恐怖感が徐々に強くなります。
3.自己評価の低さ:
他人からの評価を過度に気にする傾向から、
「食事する自分が不自然に見えるのでは」という不安が
会食の恐怖に繋がることがあります。
4.会食恐怖症の対処法
会食恐怖症の治療には、心理療法や薬物療法などが用いられます。
1.認知行動療法(CBT):
会食での不安な考え方のパターンを見直し、
現実的でポジティブな思考に置き換える練習をします。
また、段階的に不安な場面に挑戦する「暴露療法」を取り入れ、
徐々に慣れていくことも効果的です。
2.薬物療法:
抗不安薬や抗うつ薬での治療は一時的な緩和を目的とし、
心理療法の効果を高めるサポートとして使用されることが一般的です。
緊張や不安が緩和されるため、会食の場に少しずつ慣れていくことができます。
3.マインドフルネス:
自分の呼吸に意識を向けて心を落ち着かせることで、
会食時の不安を軽減する方法です。
まとめ
会食恐怖症は、日常生活に大きな影響を及ぼす場合もあります。
精神科や心療内科では、認知行動療法や対人関係療法、
薬物療法などのアプローチで、会食恐怖症を軽減することが可能です🍩
早期の治療が良好な予後に繋がります。
どうぞお気軽にご相談ください😌
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医療法人社団RIC RICメンタルクリニックあざみ野
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『だれもが満たされた生活を送ること』その先に自己実現できる社会の創造していけると信じています。
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