RICメンタルクリニック 理事長 西脇一朗先生【監修】
https://ric-mental.com/greeting/
こんにちは。RICメンタルクリニックあざみ野です✨
不安が強い方から、こんな声をよく聞きます。
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頭の中で最悪の結果ばかり浮かぶ
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考え出すと止まらない
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周囲は気にしていないことが、どうしても気になる
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「自分は心配性すぎるのでは」と責めてしまう
ですが、不安が強い状態には共通した思考のクセがあります。
それは性格の問題でも、意志の弱さでもありません。
今回は、不安が強い人に起こりやすい思考パターンと、その背景についてお伝えします。
不安は「危険を避けるための機能」
まず大前提として、不安そのものは生きるために必要な感情です。
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事故を避ける
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失敗に備える
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人間関係のトラブルを防ぐ
こうした役割があります。
問題になるのは、不安が
「役に立つレベル」を超えて暴走している状態です。
不安が強いとき、脳は「安全確認モード」に入り続け、
現実以上の危険を探し続けてしまいます。
思考パターン① 最悪のシナリオを自動再生してしまう
不安が強い人の頭の中では、
「もし○○だったらどうしよう」という思考が連鎖的に広がります。
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体調が悪い → 重い病気かもしれない
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返信が遅い → 嫌われたのでは
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ミスをした → 取り返しがつかない
このとき、脳は
「起こる可能性」と「起こった事実」を混同しています。
最悪の想像が、いつの間にか「現実に近いもの」として扱われてしまうのです。
思考パターン② 白か黒かで判断してしまう
不安が強いと、物事を極端に捉えやすくなります。
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うまくいかない=完全な失敗
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不安がある=ダメな状態
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少し調子が落ちた=治療が無意味
本来はグラデーションがあるはずなのに、
「大丈夫か」「ダメか」の二択になってしまいます。
この思考は、不安をさらに増幅させる原因になります。
思考パターン③ 「今」より「未来」に意識が飛び続ける
不安が強い人は、意識が常に未来に向かっています。
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この先どうなるのか
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また不調になったらどうしよう
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一生このままなのでは
未来を考えること自体は悪いことではありません。
ただし、不安が強いと未来のマイナス面だけを見続ける状態になります。
結果として、今この瞬間にある安全や安定を感じ取れなくなります。
思考パターン④ 「不安を消さなければ」と考えてしまう
多くの方が
「不安を感じてはいけない」
「早くこの不安をなくさなきゃ」
と思っています。
しかし、不安を消そうとすればするほど、
脳は「これは重要な問題だ」と判断し、不安を強めてしまいます。
これは皮肉な仕組みですが、とてもよく起こる現象です。
思考パターン⑤ 自分にだけ厳しい評価をしてしまう
不安が強い人ほど、
他人には優しく、自分には厳い傾向があります。
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他人のミスは仕方ない
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自分のミスは許せない
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他人の不安は理解できる
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自分の不安は弱さだと感じる
この自己評価の偏りが、不安を長引かせます。
なぜこの思考パターンが起きるのか
これらの思考パターンは、
「危険を避けようとする脳の働きが強くなりすぎている状態」
と考えることができます。
過去のストレス、疲労、環境の変化などが重なると、
脳は常に警戒状態になり、安心よりも危険を優先します。
つまり、不安が強い状態は
「頑張りすぎた結果」でもあるのです。
思考を無理に変えなくていい
ここで大切なのは、
「考え方を変えなきゃ」と無理をしないことです。
不安な思考が浮かんだときは、
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今、不安が強まっているだけかもしれない
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これは事実ではなく、予測だ
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不安な脳の反応が出ている
そう一歩引いて眺めるだけでも十分です。
最後に
不安が強い人は、決して弱いわけではありません。
むしろ、周囲に気を配り、責任感が強く、真面目な方が多い印象です。
不安な思考は「敵」ではなく、
あなたを守ろうとする脳の過剰な反応です。
もし、不安に振り回されてつらい状態が続く場合は、
治療や相談によって、この思考のクセを少しずつ緩めていくことができます。
「こんな考え方をしてしまう自分はおかしい」
そう責める必要はありません。
不安が強いときほど、
まずは自分の頭の中で何が起きているのかを知ることが、回復への第一歩になります。
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