夏休みを有効活用。気分が落ちやすい方におすすめの過ごし方🌸こころコラム🌸
西脇一朗医師監修
https://ric-mental.com/greeting/
こんにちは、RICメンタルクリニックです😊
夏休みが近づくと、「せっかくの休みだから何かしなくちゃ」と、つい予定を入れたくなることがあります。
旅行に行く、友人と会う、イベントに出かける。もちろん、そうした過ごし方も素敵です。
一方で、気分が落ちやすい時期には、予定を詰め込みすぎることでかえって疲れてしまうこともあります。
休みなのに何もできなかった。周りは楽しそうなのに、自分だけ家にいる。そんなふうに感じて、余計に落ち込んでしまう方もいるかもしれません。
でも、夏休みを有効活用することは、たくさん予定を入れることではありません。
自分の心と体に合わせて、「少し気持ちが楽になる時間」を作ることも、十分に有意義な夏休みです。
今回は、気分が落ちやすい方におすすめしたい、無理のない夏休みの過ごし方をご紹介します😊
📆まずは「休む日」を予定に入れてみる
普段仕事や家事を頑張っている方ほど、休みになると「時間を無駄にしたくない」と考えがちです。
ところが、連日の外出や旅行、帰省などで予定が埋まってしまうと、休みが終わる頃にはかえって疲れ切っていることがあります。
厚生労働省も、こころの健康を保つためには、睡眠や運動、食生活だけでなく、心身の疲労を回復させる「休養」が大切だとしています。
「午前中は何もしない」
「今日は家で過ごす」
そんな日があっても構いません。
何もしない時間も、心と体を回復させるための大切な予定です。
🔎「楽しいこと」より「心地いいこと」を探してみる
気分が落ちているときに、「何か楽しいことをしなければ」と考えると、それ自体が負担になることがあります。
そんなときは、楽しさよりも「少し心地いい」を探してみるのがおすすめです。
例えば、
- 涼しい部屋で好きな音楽を聴く
- カフェでゆっくり飲み物を飲む
- 好きな映画やドラマを見る
- ぬるめのお風呂につかる
- 好きな香りを楽しむ
- 読みたかった本を少し読む
など、特別なことでなくて構いません。
「すごく楽しかった」までいかなくても、「少し気分が変わった」「ちょっと落ち着いた」と感じられれば十分です。
🏋🏻暑さを避けながら、少し体を動かす
家にいる時間が長くなると、ほとんど体を動かさない日も増えてきます。
適度な運動は、ストレスへのセルフケアの一つとして紹介されており、睡眠のリズムを保つうえでも役立ちます。
ただし、真夏の日中に無理をして運動する必要はありません。
比較的涼しい朝や夕方に近所を少し歩いたり、エアコンの効いた部屋でストレッチをしたりする程度でも構いません。
「30分運動しなければ」ではなく、まず5分だけ体を動かしてみるくらいの気軽さで始めてみましょう。
🎐夏休みでも生活リズムを崩しすぎない
休みになると、夜更かしをして朝はゆっくり寝る生活になりがちです。
数日程度なら問題にならないこともありますが、昼夜逆転に近い状態になると、休み明けに元の生活へ戻すことがつらくなります。
睡眠の問題とメンタルヘルス不調には密接な関係があり、良質な睡眠をとることは、こころの健康を保つうえでも重要です。
夏休み中も、
- 起きる時間を大きくずらさない
- 朝起きたらカーテンを開ける
- 食事の時間をなるべく一定にする
- 昼寝を長くしすぎない
などを意識してみましょう。
休みだからこそ、完璧に整える必要はありません。普段との差を大きくしすぎないことがポイントです。
📲SNSで「人の夏休み」と比べすぎない
夏休みになると、SNSには旅行、海、花火、BBQなど、楽しそうな写真が増えます。
家で過ごしていると、「みんな楽しんでいるのに、自分は何をしているんだろう」と感じることもあります。
でも、SNSに映っているのは、その人の生活のほんの一部分です。
疲れている日や、何もしていない時間まで投稿されているわけではありません。
見ていて気持ちが沈むときは、スマートフォンを置いて、SNSから離れる時間を作ってみるのもよいでしょう。
自分の夏休みを、誰かの夏休みと比べる必要はありません。
💯小さな「やってみたい」を一つだけ
気分が落ちていると、大きな目標を立ててもなかなか行動に移せないことがあります。
そこで、「夏休み中に一つだけやってみたいこと」を決めてみるのもおすすめです。
気になっていたお店へ行く、部屋を少し片づける、昔好きだった映画を見る、好きな料理を作る。
大きな予定でなくて構いません。
できたことを一つ作ることで、「今日は何もできなかった」という感覚から少し離れやすくなります。
🍀何も楽しめないときは、無理をしないでください
夏休みになっても何もしたくない、以前好きだったことにも興味がわかない、寝ても疲れが取れない。
こうした状態が続いている場合、「もっと気分転換しなければ」と無理に予定を入れる必要はありません。
ストレスが強くなると、気分の落ち込みや意欲低下、不眠、食欲低下など、さまざまな心身の変化が現れることがあります。症状が強かったり長く続いたりする場合は、専門家への相談も勧められています。
休みなのに楽しめない自分を責めるのではなく、「今は楽しむより休む時期なのかもしれない」と考えてみてください。
🌸まとめ
夏休みの過ごし方に正解はありません。
旅行へ行く夏もあれば、家でゆっくり過ごす夏があってもよいのです。
気分が落ちやすいときは、
予定を詰め込みすぎない、生活リズムを崩しすぎない、少し心地いいことを選ぶ。
それだけでも十分です。
夏休みを有効活用するとは、「たくさんの思い出を作ること」だけではありません。
普段頑張っている自分を少し休ませたり、自分が何をすると心地よいのかを知ったりする時間も、大切な夏休みの使い方です。
そして、休んでも気分の落ち込みが続く、何をしても楽しめない、眠れない、食欲が落ちているなどの状態が続くときは、一人で抱え込まず、精神科や心療内科へ相談してみてください。
当院では、通院中の方に専門職による無料相談も行っております
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