「考えすぎ」への対処のコツ🌸こころコラム🌸

こんにちは🍃
RICメンタルクリニックです。

日々の生活の中で、ふとした出来事をきっかけに、同じことを何度も考え続けてしまうことはありませんか。


「あのときの言い方でよかったのかな」「これから先、うまくいくだろうか」——そんな思考が頭の中を巡り続けてしまう状態は、いわゆる「考えすぎ」と呼ばれるものかもしれません。

誰にでも起こりうる自然な反応ではありますが、続くと心が疲れてしまうこともあります。

今回は、「考えすぎ」とのやわらかな付き合い方についてお話しします。


「考えすぎ」はなぜ起こるのでしょうか

まず大切なのは、「考えすぎること=悪いこと」ではないという視点です。
物事を丁寧に考える力は、慎重さや思いやりの裏返しでもあります。

一方で、同じ考えが繰り返されてしまうと、次のような状態につながることがあります。

・頭の中が休まらない
・不安や心配が大きくなる
・眠りづらくなる
・気分が落ち込みやすくなる

このように、「答えが出ないまま思考が巡り続ける状態」は、心のエネルギーを少しずつ消耗させてしまうことがあります。


■まずは「気づく」ことから

考えすぎへの第一歩は、「今、自分は考えすぎているかもしれない」と気づくことです。

私たちは、思考の中に入り込んでいるとき、その状態に気づきにくいものです。


だからこそ、

・同じことを何度も思い出している
・結論が出ないまま考え続けている

そんなサインに気づいたら、「いま、考えがぐるぐるしているな」とそっとラベルを貼るように意識してみてください。

無理に止めようとしなくても、気づくだけで少し距離が生まれます


■「考える時間」をあえてつくる

考えないようにしようと思うほど、かえって気になってしまうこともあります。
そんなときは、あえて「考える時間」を決めてみる方法もあります。

例えば、

・夜の30分だけ考える
・週末にまとめて振り返る

といったように、時間の枠を設けておくと、それ以外の時間に浮かんできた不安を「あとで考えよう」と一時的に置いておきやすくなります。

頭の中を整理する“置き場”をつくるイメージです。


■体を動かす

思考が止まらないときは、頭の中だけで解決しようとしがちです。
そんなときこそ、少し身体に意識を向けてみることも助けになります。

おすすめは、

・ゆっくりと散歩する
・軽いストレッチをする
・深呼吸を意識する

といったシンプルな方法です。

体を動かすことで、自然と注意が「今ここ」に戻りやすくなり、思考のループから少し離れるきっかけになります。


■言葉にして外に出してみる

頭の中で考えているだけだと、同じ視点にとどまりやすくなります。
そんなときは、言葉にして外に出してみることもひとつの方法です。

・信頼できる人に話す
・ノートに書き出す
・スマートフォンのメモに残す

書いたり話したりすることで、考えが整理され、「思っていたよりも大きな問題ではなかった」と感じられることもあります。

誰かに聞いてもらうだけでも、心が少し軽くなることがあります。


■「今できること」に目を向ける

考えすぎの多くは、「過去」や「まだ起きていない未来」に向かっています。

もちろん振り返りや見通しは大切ですが、長くとどまりすぎると不安が膨らみやすくなります。

そんなときは、

・今日やることを一つ決める
・目の前の作業に集中する
・小さな行動をひとつ起こす

といったように、「今できること」に意識を向けてみてください。

小さな行動でも、現実に足をつける感覚が戻りやすくなります


■自分とやさしく付き合っていくために

「考えすぎてしまう自分」を責める必要はありません。
それは、物事に真剣に向き合おうとする姿勢のあらわれでもあります。

ただ、その状態が続いてつらく感じるときには、

・気づく
・距離をとる
・外に出す

といった工夫を、少しずつ取り入れてみてください。

すぐに変わらなくても大丈夫です。
ゆるやかに付き合い方を変えていくことが、心の負担を軽くしていきます。


🍃つらさが続くときは

それでも、

・気づくと一日中考え続けてしまう
・不安や緊張が強く、生活に影響が出ている
・眠れない日が続いている

といった状態がある場合には、一人で抱え込まずに相談することも大切です。

当院でも、こうした「考えすぎ」によるつらさについても、ゆっくりとお話を伺いながらサポートして参ります。
「受診するほどではないかも」と感じる段階でも大丈夫です。

気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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